私の理想とする学校は、「子どもの安全で安心な居場所であり、子どもたちも教職員も笑顔にあふれ、地域と共に輝く学校」です。お互いに認め合い、自己肯定感・有用感を高め合う「子どもたちが行きたいと思う学校」、人間関係が良好で、授業力向上のため、お互いを認め協働する「教職員が働きやすい学校」、保護者や地域の方と目標を共有し、地域づくりの拠点となる「地域から信頼され、地域の核となる学校」づくりに努めてまいります。
さて、現在、国際情勢の急激な変化や少子高齢化、震災からの復興再生など、子どもたちを取り巻く社会の現状は、複雑で困難な課題が山積みです。これらの急激な社会変化の中では、変化に対応するだけでなく、新たな改革を生み出す人材の育成が求められます。
そのために学校が最も大切にすべきことは、いうまでもなく授業です。授業は教育のプロとして教師が担うべき最も重要な使命です。私たち教師は、主体的・対話的で深い学び、個別最適な学び、協働的な学び、探求的な学びの実現に向け、日々の教育実践並びに研究と修養に励んで参ります。
私事になりますが、私の教員のスタートは、鮫川村立西山小学校です。西山小学校で過ごした子どもたち、地域の方々、同僚は大切な宝物であり、私の教育の原点です。あれから30年後に、立場が変わり、校長としての第一歩を鮫川村で迎えることに、強い「縁」を感じております。
この「縁」を大切に、鮫川中学校の教育の充実のために専心努力してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月
鮫川村立鮫川中学校長 角田 敏文